※再掲記事です
1: 名も無き被検体774号+ 2013/02/02 14:04:57 ID:ehLO8pXj0
高校生の時の話です。
今でも喪ですが、当時私は典型的な喪女だった。
コミュ障だしどもるし。
クラスにはそれなりに喪女友もいたからいいけど。
私は吹奏楽部に入った。
中学から続けてたってのもあるし。
パートはパーカッション。
そこで、イジメなのかはわからないけど
私はあまり音楽の才能がなくて、下手くそだった。
一生懸命練習するものの、先輩に話しかけられると
何て返していいかわからなくなってしまい
いちいちどもってしまう。

そのうち、先輩や同級生からも
ちょっとづつ避けられるようになった。
いつのまにか、早く部活辞めたい。
でも、パーカスは人が足りないから
辞めるに辞めれないという状況だった。

3: 1 2013/02/02 14:09:31 ID:ehLO8pXj0
一年経ち、先輩も卒業した。
この頃、私ともう一人の同級生しか私達の代はいなかった。
つまり二人きりだった。
もう一人の同級生は、リア充って感じの子で
話はするものの、向こうも業務的な会話で
普段廊下ですれ違っても無視だった。
春になって、新入生が入ってきたけど
パーカスには誰も入らなかった。
自分、一人だけだった。

誰か入ってくれれば、自分も部活辞めれたけど
たった一人なので辞めれなかった。

その内、後輩からもウザがられるようになった。
部長になった同級生の子は、皆に慕われていた。
ますます居場所がなかった。

それから更に一年が経って
私は高校三年になる。
相変わらず、部のお荷物みたいな存在で
私は、誰に文句を言われても
絶対に部活を辞めようと決断していた。

5: 1 2013/02/02 14:12:08 ID:ehLO8pXj0
三年になって、部活が初めてある日。
音楽室から酷いドラムの音が聞こえた。
たまに、バンドやってるリア充の男子が
音楽室のドラムをいじる事があった。
基本、吹奏楽部以外は楽器に触ってはいけないから
私が注意しなければならない。

しかし、私みたいな喪女が注意した所で
「うるせーよwブースwww」
とか言われるのがオチだった。

嫌々ながらも音楽室を覗くと
男女が二人いた。

6: 1 2013/02/02 14:20:49 ID:ehLO8pXj0
どっちも一つ後輩の子だった。
男子は、この学校で1、2を争う位イケメンと言われている子だった。
近くで見るのは初めてだった。
仮に「エイト」とする。
女子の方は、見るからにロックやってます!って子だった。
不良とまではいかないけど。
長身で顔も整ってる。化粧濃いけど。
仮に「リズ」と呼ぶ。
名前がいかにもっぽくてごめんなさい。

エイトとリズは、二人で何やら話ながら
ドラムを叩いていた。
聞くに耐えないもんだったけど。

恐る恐る近づくと、こっちに気づいた二人は立ち上がり
「先輩!おつかれさまでーす!!」
と元気よく挨拶した。

ここから一年、本当の私の吹奏楽部がスタートする。

9: 1 2013/02/02 14:26:48 ID:ehLO8pXj0
「せ、せ、先輩って...私...?」

何でこの二人が?と思いつつ聞くと

リズ
「私達、今日から吹奏楽部のパーカッションに入る事にしました!!」

エイト
「だから、よろしくお願いします!!
さ!練習しましょう!
何すればいいですか!?」

「ちょ...そんな、私、今日で部活辞めようと、思ってて...。」

リズ
「ドラム叩くぞー!!!」
エイト
「オー!イェーイ!」

二人とも全然話を聞いていない。
そうしていると、顧問の先生が来た。
顧問の先生は二人が入ることを知っていたみたいである。

それによると、リズとエイトは同じクラスで意気投合し
それぞれドラムでバンドを組むことになったものの
教えてくれる人がいないので
「二人で吹奏楽部入っちゃおうぜ☆」
と言う事になり
勢いで入部したらしい。

その説明を先生にされ
「そんなわけで、喪子!
お前に任せた!部活辞めるなよ!」
と、肩三つ叩かれた。

11: 1 2013/02/02 14:33:25 ID:ehLO8pXj0
しかし、任せると言われたものの
このイケメンリア充と見た目がケバい子を
喪である私がどうやって指導したらいいんだ...。
一瞬悩んだけど、とりあえずどもりながらも
基礎練習をする事になった。
基礎練習は、机をドラムのスティックで
リズムに合わせて叩く。これだけ。

二人とも意外に素直だった。
特にエイトは、才能があった。
難しいリズムも、難なくついてくる。
リズの方は狂う所もあったけど
どうも負けず嫌いらしく、休憩中でも
常に机を叩いていた。

色々と教える事はあるにせよ
とにかく二人とも初心者な上に
吹奏楽部の用語等はまったく知らないので
説明下手な私は毎日頭をフル回転させながら喋った。
どもる私の説明を、二人はうんうん!
と聞いて一生懸命だった。

この子達がまあまあ出来る位になったら
部活辞めようと思っていた。

13: 1 2013/02/02 14:36:40 ID:ehLO8pXj0
そんな時、事件が起きた。
私にしてはいつもの事だったけど。
全体練習の時に、私がミスをしまくった。
そこで演奏がストップしてしまい
何度もやり直しさせられるが
皆に注目されて、焦ってしまった私は
とんでもないミスをしてしまって
とにかく皆を足止めしてしまった。
先輩なのに、エイトとリズに手本を見せれない自分も恥ずかしかった。

そしてその帰り際、他のパートの後輩達が
私の悪口を言ってるのを聞いてしまった。
悲しくて涙が出てきてしまって
私は明日から、もう部活行くの辞めよう。と思った。

14: 名も無き被検体774号+ 2013/02/02 14:40:35 ID:cYbftC7g0
私も楽器は違えど同じような経験してるから1の気持ちがわかる(´;ω;`)

16: 1 2013/02/02 14:44:37 ID:ehLO8pXj0
授業が終わり、私は逃げるように家に帰った。
誰にも部活休みます。とか言わずに。
帰り道、エイトとリズの事が気になったけど
もう部室に戻りたくなかった。
次の日、部長に「何で昨日休んだの?連絡くらいしてよ!迷惑だから!」
と廊下で言われた。
目も合わせられなくて逃げるように
私はまた家に帰ってきた。
それが三日位続いた。

そして四日目。
授業が終わって帰ろうとすると
三年の階段の所に、リズとエイトが居た。

リズ「せんぱーい!みーつけた!」

エイト「今日こそ部活行きますよ!!」

と言って、リズに抱き締められた。
リズは長身だから、ちょうどリズの胸が私の顔に当たった。
周りにいたリア充の同級生の女子は
「ちょっと、あれエイトくんじゃない?」
「え~めっちゃカッコいい!」
等と話してる。
私は、この二人といるのが恥ずかしかった。

「わ、私、ぶ、部活行かないから!」

リズ
「ダーメ!一緒に行きましょうよぉー!
先輩いないと、私とエイトだけじゃ
なーんにも出来ないんだもん!」

エイト
「そーそー!わかんないリズムあるし
早く行きましょうよ!」

そういって、二人に無理矢理音楽室に連れられていってしまった。

17: 名も無き被検体774号+ 2013/02/02 14:50:04 ID:vai3F4yAP
全俺が泣いた

18: 1 2013/02/02 14:50:39 ID:ehLO8pXj0
音楽室の前についた時
私は思いきり踏みとどまった。
怖くて、音楽室に入れなかった。
皆に悪口言われたらどうしようとか
無断で部活休んだ事を言われたらどうしようとか
色々頭に浮かんでしまった。
音楽室に入れなくて悩んでいると

リズ
「よし、わかった!
今日はさ、ミーティングにしよう!」


「ミ、ミーティング...?」

エイト
「お!リズ、ナイス!俺も思った!」

リズ
「って事で先輩!マックにゴー!!」

エイト
「レッツゴー!!」


「は、はぁ?ちょっと待って
ぶ、部活は...?」

リズ
「部活なんで、明日もあるさー!!
部長に見つからないうちにダッシュだ!」

そう言うと、今度はエイトとリズと私で
玄関までダッシュした。
急いで上履きを履き替え、バスにまで乗って
マクドナルドに行った。

高校生になって、帰り道にお茶するなんて初めてだった。

20: 1 2013/02/02 14:57:22 ID:ehLO8pXj0
マックでは、ミーティングというより
ただのお喋り大会だった。
ほとんどエイトとリズが喋って、二人で爆笑してた。
初めはドキドキしたけど、私も段々と楽しくなってきて
三時間位マックにいてしまった。
帰り際二人に
「先輩!明日こそ練習しましょう!」
と釘を刺されたけど
不思議と嫌な気持ちはしなかった。

次の日、二人はまた三年の階段の所まで私を迎えに来てくれて
思いきって部活に行ってみた。
思ったほど何ともなかった。

部活の帰りに、部長と顧問の先生に
昨日三人で無断で休んだ事を
鬼の様に怒られたけどね。

でも、お陰で私が三日間無断で休んだことは
全然咎められなかった。

それからはまた、基礎練習の日々か続いて
エイトもリズも、みるみる上手くなっていった。
夏の大会まで、あと少し。

22: 1 2013/02/02 15:01:42 ID:ehLO8pXj0
夏の大会まであと少し。
制服も夏服に変わり、楽器を取り出すだけで
凄く汗をかく時期になった。
この頃になると、夏休みに合宿があったりした。
エイトとリズは、合宿楽しみだー!と大騒ぎしていた。

合宿に入るちょっと前から
他の部員や後輩達とも、ちょっとづつ話せるようになってきた。
前までは、後輩が私に話する時は
物凄く気を使ってるって感じだったけど
皆の前で、エイトとリズが私に向かって
ノー天気に話しかけるもんだから
周りの皆も大分打ち解けてきてくれた。

練習も、毎日楽しかった。
二年間、いつ部活辞めようか、そればっかり考えていたけど
いつのまにか、私は部活を辞める事を忘れていた。

23: 1 2013/02/02 15:09:24 ID:ehLO8pXj0
ちなみに、何を感じとったのかわからないけど
ある日、エイトが風邪で学校を休んだ時
私とリズ二人の時があった。
休憩中にリズが

「先輩って、アニメとか好きですか?」

と聞いてきた。
当時からもちろんアニメが好きだった私は
ちょっと隠したい気持ちがありつつも
「う、うん...まぁ好きだけど...。」
と答えた。

するとリズは、パァーと笑って
「先輩!私もね!アニメ好きなの!!
あのね、この前集まりがあってね!
そこでコスプレしてね!」
と、興奮しながら話始めたw

意外な共通の趣味に二人で盛り上がったw

リズはコスプレした写真!
と言って、カードキャプターさくらのコスプレした写真を見せてくれた。
長身のリズがさくらのコスwww
と思ったけど、意外に可愛かったw

それからコミケの話で盛り上がり
今度の休みにコミケに行こう!
と盛り上がった。
喪のお友だちとしか出来なかったディープな話も出来て嬉しかった。

更に、リズの友達のアニヲタさん達も紹介してくれて
一気にお友達が増えた。

エイトにその事を話すと
自分だけ仲間外れにされて悔しかったのか
次の日からひたすらジョジョの真似をして廊下を歩いていた。

そう、エイトはイケメンだけど
ちょっと変わってる奴扱いされて
損してるタイプだったw

でも、私には二人の存在が心地よかった。

26: 1 2013/02/02 15:14:55 ID:ehLO8pXj0
夏の合宿がやってきた。
朝から夜までひたすら練習。
私達の学校は少し山の中にあったので
とても蒸し暑い。
何よりも、三階の音楽室から一階の体育館まで楽器を運ぶのが大変だった。
毎回、嫌だ嫌だと思ったけど

リズ「先輩は総監督ね!」
エイト「総監督!指示下さい!」
とノリノリで準備してくれて楽しかった。

練習はきつかったし、他のパートと揉める事も沢山あった。
泣く人もいたし、怒る人もいた。
でも、私達パーカスだけは
ずっと三人で笑顔で乗りきった。

リズが沢山写真を撮ってくれた。
高校生なって、行事以外で友達と写真をとるのは初めてだった。
リズは私に、写真を沢山くれた。

30: 1 2013/02/02 15:24:28 ID:ehLO8pXj0
合宿で一番嫌だったのはお風呂だった。
皆楽しみにしていたみたいだけど
私は自分に自身がないし、今もだけど
女の人でも他人に体を見せるのが嫌だった。
かといって、合宿は一週間位ある。
一週間お風呂に入らないのときつかった。
リズに
「せんぱーい!お風呂行こーよ!」
と誘われても
リズ以外の後輩もいるのが気になって
どうしても行けなかった。

するとリズが
「わかった!今から中庭集合!」
と言うと、バスタオルとお風呂道具持って走っていった。
エイトと、それを見ていた他の後輩たちも何人か中庭に着いていった。

リズは、中庭にある蛇口にホースをつなぐと
勢いよく水を出して、エイトに向かって発射したw

「つめてーよ!バカ!www」
と言いつつ、二人で水を掛け合ってた。

その内、周りに見に来た部員達も水をかけられて
皆でビショビショになった。

そこでリズはシャンプーを泡立てて
中庭のど真ん中で頭を洗い始めたw

リズ
「星空の下で頭洗うとかサイコー!」
エイト
「俺も洗うー!w」
リズ
「先輩も洗おうぜー!www」

と言われて、半ば無理矢理水をかけられた。

三人で星空の下で頭を洗ったw
周りの部員達は
「ほんっっっっとパーカスって仲良いよねーww」
「喪先輩大変だねwリズもエイトもバカだもんねw」
と周りで笑っていた。

最終的に他のパートの子が頭から水をかけてくれて
三人で泡を流した。

結局、着ていた洋服もビショビショになってしまったけど
とても気分が良かった。
そしてやっぱり顧問の先生に三人で怒られたw

33: 1 2013/02/02 15:29:47 ID:ehLO8pXj0
そんなバカみたいな合宿も終わり。
いよいよ大会の日になった。
前の日に、皆でトラックに楽器を積み込み
バスを使って会場まで移動。
私はリズと隣に座って、ずっとアニメの話ばかりしていた。

旅館について、最終ミーティング等をした。
さすがのリズとエイトと真剣になったいた。
小さな演奏会等はちょこちょこ出ていたけど
大きな舞台に立つのは二人は初めてだった。

旅館には部屋ごとにお風呂がついてて助かった。
リズとエイトは温泉上がりに私の部屋に来て
他の一年生部員も呼んで、電気消して怖い話とかしてたw
マジでビビるエイトと
怖い話に大爆笑しているリズがおもしろかったw

35: 1 2013/02/02 15:36:54 ID:ehLO8pXj0
大会当日。
楽器のチェックや服装チェック等
滞りなく進んだ。
いよいよ本番。
舞台袖で、リズとエイトが私の肩を組んできた。
三人で小さな声で「エイエイオー」した。
私はもう、何の賞もとれなくていから
ずっと三人でいたいと思っていた。

曲は二曲演奏する。
課題曲と自由曲。
自由曲はちょっと難しめだったけど
リズとエイトは食らいついて練習した。
特にリズは、自分でバイトしたお金でドラムを買ったらしく
家でも練習していたらしい。
そして、才能あるエイトに

「あんたは確かに器用だし、才能あると思う。
でも、それにかまけて基礎を怠って
段々出来なくなるのがあんたの悪い癖だよ。」
とリズはハッキリ言っていた。
エイトも、リズの話だけはちゃんと聞くらしく
リズにそう言われてから、毎日基礎を大事に練習していた。

大会の少し前くらいに
リズとエイトのバンド仲間である男子も
吹奏楽部に入部して、弦楽器のパートに入っていた。
大会での自由曲で、もう一人パーカスがいたらなぁと思っていたら
その男子が、その曲抱けパーカスをやってくれる事になった。

彼はひたすら、箱にアズキを入れた物を
左右に振って、波の音を出す練習をしていた。

36: 1 2013/02/02 15:40:12 ID:ehLO8pXj0
課題曲、自由曲の演奏が終わった。
皆の顔は、とてもやりきった感じがあった。
私も、吹奏楽部にいて、こんなに楽しかった演奏は初めてだった。

それから、色んな学校の演奏を聞き
賞の発表の時間になった。
ちなみに、金賞だと県大会に行ける。
毎回金賞は、隣の町の高校だった。

アナウンスに、皆ドキドキする。

「今大会の金賞は...。」

...。

...。

37: 1 2013/02/02 15:45:20 ID:ehLO8pXj0
「〇〇高校です!」

私達の高校だった。

呼ばれた瞬間、皆で顔を見合わせた。
私達が?金賞?え?

うおおおおおおおーー!!!
キャーーーーー!!!!!

と、皆で悲鳴を上げた。
リズとエイトは立って抱き合っていた。
そのまま近くにいた後輩達ももみくちゃにして
皆で抱き合っていた。
私はドキドキが止まらなくて
椅子に座ったまま手で口を押さえていた。

「先輩!!金賞!!金賞だよ!!金賞だってばーーー!!!」

とリズに抱きつかれた。
隣を見ると、部長は静かに泣いていた。
思えば部長も、同じ部の同級生は
私みたいなのしかいなくて
誰にも相談出来ずに孤独だったんだろう。
たった二人の三年生。
あとは全部後輩しかいない。
それが、初めての大きな大会で金賞をとった。
私とはまた違う感動があったんだと思う。

41: 1 2013/02/02 15:56:30 ID:ehLO8pXj0
そう思うと、私も何だか泣けてきた。
ずっと、辞めよう辞めよう、こんな部活辞めてやろうってしか思わなかったのに
いつのまにか練習が楽しくて
部活の時間が楽しくて、皆でいることが楽しかった。
県大会に行くと言うことは、まだ皆で一緒に演奏が出来る。
私は吹奏楽をやって、初めて皆で演奏出来るんだという実感が湧いた。

発表が終わり、片付けをして解散。
顧問の先生も終始機嫌が良く
帰りのバスの中は大盛り上がりだった。

顧問の先生に、リズとエイトはとっても誉められていた。
吹奏楽部に入って半年も経っていないのに
よく頑張った!と顧問の先生は笑った。

するとリズは
「違うよ!喪先輩がいなかったら無理だったんですよー!」
と言うと

「だってね、ほら、私とエイトってバカじゃん?w
先輩がいなかったら、基礎練習もろくに...グス...で、できなかっだじぃぃぃ
うわあああああん!!!!!」

と言って、リズが号泣し始めたw
普段、どちらかと言うと見た目が怖くて
廊下歩いてると皆に避けて歩かれるw
と笑って言ってたリズ。
人前で泣くキャラでもないし
そんな風に言ってくれるとも思わなかったのに
先輩が、先輩が!と言って
言葉にならない程、私に感謝してくれた。

始め、笑っていた皆も、リズの素直な態度に
泣き出す子もいた。
皆それだけ、我慢していたことも沢山あったんだね。
私が気付かないだけだった。

リズはひとしきり号泣すると
ヘヘヘwと笑ってごまかしていた。
そんなリズを泣き止まそうと、エイトはひたすら
走れマキバオーを歌っていたw

43: 1 2013/02/02 16:05:08 ID:ehLO8pXj0
それから皆で、県大会に向けて走った。
練習も前よりキツくなった。
更にまた合宿もした。

県大会、結果は銀賞だった。
それより上の大会にはもういけなかったけど
私としては、それに向けて頑張った事がとても良い思い出になった。

小さな演奏会や、ちょこちょことした発表会は沢山あった。
この頃になると、休み時間に校内を歩くと
部員の後輩達が話しかけてくれるようになった。
前までは避けられていたのに
そればかりが、喪先輩!と言って寄ってきて
笑いながら世間話もしてくれた。

リズとエイトは相変わらず仲良しだった。
二人とも付き合ってるのかな?と思ったけど
付き合ったないみたいで、ただ本当に仲が良かった。
昼休みは二人で、購買に向かってダッシュしたり
掃除の時間になると、ゴミ箱持ってまた二人でダッシュしてるのを何度も見たw
自転車に二人乗りしてるのも見た。
リズがこいで、エイトが後ろにのっていた。
バンドの練習も二人で夜な夜な行ってるみたいで
二人は兄弟みたいだった。

リズとエイトが修学旅行から帰ってくると
沢山のお土産を私にくれた。

45: 名も無き被検体774号+ 2013/02/02 16:13:07 ID:2KfW3++4O
イイハナシダナー
自分もそんな青春したかった…
無駄に人数が多かったから、
貴重なはずのオーボエなのに半年で嫌になって逃亡したけどなw

同期のオーボエ女子可愛かったから今考えると勿体なかったけど、
当時は限界まで嫌だったんだろなぁ…



喪女の私が吹奏楽部だった頃の話をしたい。その2


引用元:喪女の私が吹奏楽部だった頃の話をしたい。
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1359781497/