※再掲記事です
256: 彼氏いない歴774年 2009/11/30(月) 10:50:04 ID:2GRhZCSB
小学校の夏休み、友達と喧嘩して泣きながら一人とぼとぼと歩いていたら
畑を耕しているおじさんとおばさんが声をかけてきた。
「あら~ん、どうしたの~?泣いてまぁ。こっちきんさい(来なさい)」
私はしゃくりあげながら、畑の中へ入っていって喧嘩した経緯なんかを話したと思う。

「あだ~友達と喧嘩したのかい。ま~元気だしんしゃい!」
「ほら、おっちゃんがスイカ、ゲンコでわっちゃるけん!みちょってみ!」
おじさんがそういって、畑になっていたスイカを一つもぎって、足元に置くと
「ほわぁぁぁあぁーーーっちょ!」
瓦割りスタイルで、見事にスイカをパッカリ割った。
見事に真っ二つ。

私はもう友達と喧嘩したこともすっかり吹っ飛んで、おじさんの雄姿に興奮していると
その後おばさんが、割れたスイカを果物ナイフで小さくして
「これ食べんしゃい、嫌な事もなくなるけん、たべんしゃい」
そういってニコニコしながら手渡してくれた。
スイカは凄く甘くて、凄く美味しくて、凄く優しい味がした。

東京に出てきて10年たつけど、くじけそうな時ふと
おじさんとおばさんとスイカを思い出す。

258: 彼氏いない歴774年 2009/12/01(火) 03:54:55 ID:QHQQOg64
>>256
懐かしい方言だなあ。わーとこの畑のスイカを思い出しましたわ。
みんなまめにしとるかいの。明日電話でもしてみーかねえ。


引用元:kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1251517010/