※再掲記事です
429 :彼氏いない歴774年:05/01/27 19:53:43 ID:UFuSE+0w
小学校6年生のころ、
塾の休み時間に女の子同士で
よくかくれんぼをして遊んだ。
教室を真っ暗にして物陰に隠れ、
鬼が暗い中かけずり回る。
季節すら忘れたが、その日もいつものように
どこに隠れようかとキョロキョロ探していた。
そしたら当時仲が良かった男の子が
「これ着ろ」と言って上着を渡してくれた。
その服を着て机に突っ伏して顔を隠した。
誰も自分だと気づかなくて、
最後まで鬼に捕まらなかった。
休み時間が終わって、
その子にありがとうと笑って上着を返した。
男の子の服を羽織ったなんて、
後にも先にもそれだけだ。
430 :彼氏いない歴774年:05/01/27 19:56:26 ID:UFuSE+0w
>>429続き
中学生になって、別々の学校に進学したが
ある日バスの中で再会した。
自分は美人の友達(その子も幼馴染)と一緒で、
その子は友達とばかり喋っていた。
会話に入れなくて寂しかったが、
男の子はバスを降りる前に
ブルーベリーのガムと紙で作った星形をくれた。
友達にあげるついで、という感じだったけど。
でもなんか嬉しくて、ガムの紙と星を何年もとっておいた。
もう今は無い。家を出た時捨てた。

切ない思い出だが、
当時から筋金入りの喪女だったことに気付いて
もっと切なくなった。


引用元:喪女さんの数少ないいい思い出
human5.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1095744595/


※2014/2/20イラスト削除致しました。ご了承下さい。