※再掲記事です
749: 彼氏いない歴774年 2011/05/27(金) 02:03:56.55 ID:SNFMF2E/
オネエなお兄さんで妄想


引越して来た時から気になってる路地裏にある雑貨屋
素敵な外観からするにすごく興味はあるけど
なんだか敷居が高くて今日も入れない…
少しでも店内が見えないかと思いながら歩いていると
その重厚な扉がゆっくりと開いて一人の男性が現れた

素敵な雰囲気…お店の人?と思っていると

「ちょっとアナタ寄ってらっしゃいよ
いつもウチの店見てるでしょ?
お茶くらい淹れてあげるわよ」
という声が聞こえた

え?あれ?
私の目の前にいるのは男性…だよね?

「ほら、ぼーっとしてないでさっさとお入りなさい。
主人のアタシが招待してるんだから」
と急き立てられていつの間にか店の中へ

「…お邪魔します」
緊張のあまり小さな声しか出なかったけど
「ふふ、いらっしゃい」と微笑んでくれた
750: 彼氏いない歴774年 2011/05/27(金) 02:06:34.35 ID:SNFMF2E/
「ウチはアタシが海外で買ってくるんだけど、
ヴィンテージのアクセサリーなんかオススメよ~」
と言いながら、出してくれた紅茶には薄く切ったオレンジが浮かべてある

「初めまして、オーナーの聡よ。そうちゃんて呼んでね」
語尾にハートがついてる自己紹介につられて
「…初めまして、喪山喪果です」
さっきよりは大きいけどやっぱり小さな声で挨拶した

「やぁね~自己紹介くらい自信持ってしなさいよ、せっかく素敵な名前なんだから
あ、アタシは仕事してるからゆっくり見ていってね~」
と言い、手を動かし始めた

店内を物色しつつ聡さんを横目で見る
身長は…160cmの私が見上げるくらいだから結構大きいよね
黒髪の短髪に銀縁の細いメガネ
黒いシャツにチノパンのシンプルな格好だけど
スタイルがいいせいかすごくかっこいい

横目で見ていたつもりがつい見とれていたようだ

ふいにこちらを向いた聡さんと思いっきり目が合ってしまった
「あんまり見られると恥ずかしいじゃない」
とやっぱり語尾にはハートマーク

男性が苦手な私だけど聡さんなら仲良くなれそう



この後、常連客になるかバイトするかで考え中
妄想楽しい…

752: 彼氏いない歴774年 2011/05/27(金) 12:05:10.25 ID:QHagoeMH
>>750
バイトしてえええええ

753: 彼氏いない歴774年 2011/05/27(金) 12:09:28.04 ID:G5+Liyop
>>749
おかまって…いいね、目覚めたわ

755: オネエ雑貨屋1 2011/05/28(土) 01:05:42.55 ID:uLyUDcWl
妄想を文字にしたらまた妄想が広がった

苦手な方はスルーでお願いします



聡さんのお店に週一で通うようになってから3ヵ月ほど経ち、
季節が春から夏に変わる頃
私はその店において冷やかし客からアルバイトへと身分を変えた

淡々と過ごす日々に灯った小さな灯り
この店は私にとって重要な存在となっていた

聡さんが買い付けたアクセサリーや食器を磨き
ラックに掛けている洋服には埃がつかないようブラシを丁寧にかける
週3日、時給850円の決して稼げるバイトではないけれど
この空間で過ごせることの喜びは大きい

「喪果ちゃ~ん、そろそろお昼にしましょう」

お店の扉に休憩中のプレートを掛けて
奥に入ると聡さんがお茶の準備をしている

同時に休憩したら2人もいる意味がないと思うのだけど

「いいじゃな~い、アタシの話相手もバイトのうちよ」

なんて言うから一緒に食べる
話相手と言っても喋るのは主に聡さん
私はむっつりと頷いてたまに声を発するくらい今日もそんないつも通りの時間になるはずだったのに

756: オネエ雑貨屋2 2011/05/28(土) 01:08:05.11 ID:uLyUDcWl

「喪果ちゃんの今日のお弁当なぁに?
あら、鶏の照り焼き!おいしそう~
ねぇアタシにも一切れちょうだい」

と言うやいなや素早く口に運ぶ聡さん
指先をペロリとと舐める姿も不快に感じないのはキャラクターのせい?
微笑ましい気持ちで見ていたら不意に涙が出てきた

「あら、ちょっと。泣いてる?
やだ、アタシがおかず取っちゃったから?
やだごめんなさい。喪果ちゃん?」

おろおろと心配そうに覗き込まれたので咄嗟に顔を隠してしまった

「…違うんです。…私、小さい頃から誰かと仲良くすることが苦手で…
こんな風にお昼とか食べたことなかったから…」

一度泣いてしまうと感情が溢れてきて
泣き止みたいのにお構いなしに涙が溢れる

聡さんが立ち上がって遠ざかる気配がした

あーなんで泣いてるんだろうとか
年甲斐もなく恥ずかしいなとか
きっと呆れてるよねとか
色々な感情がぐるぐるになった頃

アールグレイの香りが鼻をくすぐった

温かいミルクティー
ソーサーにはチョコレートが一粒添えてある

「チョコレートを食べてる時に泣いてる人はいないのよ」

そう言って微笑む聡さんに少しドキドキした

757: オネエ雑貨屋3 2011/05/28(土) 01:13:04.79 ID:uLyUDcWl
「…すみません。いきなり泣いて
私、口下手だし、人付き合いとか女らしくするとかが苦手で
自分でもこの先どうしていいかわからなくて…」

泣いて気持ちが軽くなり、勢いがついたのか
自分の正直な気持ちを全部喋っていた

「私、聡さんがうらやましい…優しいし楽しいし
思いやりがあってすごく素敵です」

聡さんは一通り聞き終えると

「…あのね、いきなり変わろうったって無理よ。
長年培われてきたものがあるからね。
でもね、少しずつなら出来ると思うの。
背伸びしなくていいから
いつもより少し口角をあげることを意識するとか
気がついた時には姿勢を正すとか」

最もなセリフに頷くと

「だって、その方が男女関係なく
人として素敵でしょう?」

と言って聡さんは楽しそうに笑った




ああ、妄想が終わらないよ…

759: 彼氏いない歴774年 2011/05/28(土) 05:05:30.61 ID:jwnp9Xfn
>>756
聡さん素敵!
温かい妄想をありがとう
ただイケメン設定なのに何故かおぎママで再生されるw

760: 彼氏いない歴774年 2011/05/28(土) 06:54:36.09 ID:D5OiPSe5
>>755
(・∀・)イイ!
私もバイトさせてほしいわ…居心地よさそう

>>759
ちょw

762: 彼氏いない歴774年 2011/05/28(土) 09:11:03.52 ID:TANRALn2
>>755
電車内で泣きそうになったじゃないか
人恋しくなってんだな、はは…

とりあえずチョコ食べてくる

>>759
おぎママwww


761: 彼氏いない歴774年 2011/05/28(土) 08:20:15.42 ID:f82+AnIH
>>759
尾木ママで再生したらめちゃくちゃ納得したwwwこんなこと言いそうw

聡さんいいなーこんな風に話してくれるオネエと友達になりたい

764: 彼氏いない歴774年 2011/05/28(土) 10:54:17.15 ID:uLyUDcWl
755です

尾木ママw言いそうwww

自分で書いててすごく納得したw

この後、喪果が少しずつ変わったり
聡さんとあら?な感じになったり
聡さんの叔母が出てきたりと
脳内でみんな自由に過ごしてます

しかし、尾木ママww

778: オネエ雑貨屋1 2011/05/31(火) 01:14:30.46 ID:dOobnYZL
またもやオネエ雑貨屋です

苦手な方はスルー願います。




「喪果ちゃ~ん、昨日入荷したワンピース掛けておいてくれる?
アタシ、ちょっと出掛けてくるから」

赤い傘をさした聡さんの後ろ姿にいってらっしゃいを言い、扉を閉めた

雨の日はお店の中の空気が湿り気を帯び、
年代物の商品達がほんの少しだけ昔の色を取り戻すような気がする
長い年月を経て、なお呼吸することをやめないひっそりとした強さに
教えを請いたいような気持ちになるけど
もちろん答えが返ってくることはない

「さあ、仕事仕事!」
軽く気合いを入れ、ワンピースが入ったダンボールをあける
冬の終わりに買いつけてきたものが
夏に入荷されるなんて随分悠長な気もするけど
海外ではよくある話とのこと
何より聡さん自身が

「この子達が見てきた時間に比べれば
何ヶ月間かのずれなんて気にならないわ」

なんて言うから私も気にならなくなった

今回はワンピースばかり8点の入荷
色違いやサイズ違いが存在しないことが新しい価値となる古着は
この店でも大きな売上を占める

その中でも一際目を引くのがシフォンのワンピース
ベビーピンクに黒のドット柄で
胸のところにはレースがあしらってある
素材もベースの色も甘いのに黒がスパイスとなって
かわいいというよりは素敵という言葉が似合う
ハンガーに通し、ラックに掛ける前にそっと自分に合わせてみる

…残念な程似合わない

深く溜息をついたところでお店の扉が開いた

779: オネエ雑貨屋2 2011/05/31(火) 01:16:14.13 ID:dOobnYZL
「や~ん、すっかり濡れちゃったわ
雨って濡れなきゃロマンティックなのにね
喪果ちゃん、タオルちょうだい」

!!
心臓が大きく跳ね上がったことを毛程も出さず裏に引っ込みタオルを探す

どうしよう、どうしよう、見られてないよね?

何故か見られたくないと思った
油断すると口から悲鳴が出そうなくらい恥ずかしい
タオルを掴み、何食わぬ顔を作ってお店に戻る

…無駄な祈りだった

聡さんがさっきまで私が合わせていたワンピースを手にしていた

「これ素敵よね?喪果ちゃんもそう思うでしょ?」

「…はい…」

「でも、着る人を選ぶ感じよね
素敵だけど難しいかもしれない」

「…はい…」

そんな素敵なワンピース着てみたいと思ってごめんなさい
こんなブスが調子に乗ってごめんなさい
ああ、もう消えたい

「でも、着たいと思わなければ似合うようにもならないと思うわ」

え?

顔を上げると聡さんの優しい眼差しとぶつかった

「着たいという意思があるなら照れたり諦めるんじゃなくて
歩み寄ってみたらいいと思うの」

780: オネエ雑貨屋3 2011/05/31(火) 01:18:41.41 ID:dOobnYZL

ー2日後、いつも入る時間より15分早くお店に着いた

「あら、喪果ちゃん。今日はいつもより早いわね

「聡さん!この前のベビーピンクのワンピース、
試着させてもらってもいいですか?」

食い気味に昨夜から考えていたセリフを吐き出す
決心が鈍らないように

聡さんはわかっていたように頷き

「こちらへどうぞ」

フィッティングルームへ案内してくれた



「どんな感じ~?出てこられる~?」

カーテンを開け、聡さんに全身を見せる

「やっぱり似合いませんでした」

笑いながら言うと

「さっぱりした顔してるじゃない」

と言われた


アルバイトが休みだった昨日、実に3年振りに美容院へ行った
美容院嫌いで前髪は自分で切り、
後ろは一本に結わえるのが定番の私にとっては大事件
ついでに毛抜きと雑誌を購入し
抜きすぎないよう、それはそれは慎重に眉毛を整えた

ここまでやって似合わないのなら仕方ない
このワンピースは私のものにはならない運命なのだ
大げさにもそう思ったからこそ妙にさっぱりした

781: オネエ雑貨屋4 2011/05/31(火) 01:27:50.31 ID:dOobnYZL
美容院行って眉毛を整えたくらいじゃ
細い目が大きくなるはずはなく、ぽっちゃり体型がスリムになることもないから
当たり前と言えば当たり前なのだけれど…

そんな私をじっと見ていた聡さんは
ラックから一枚のワンピースを持ってきて試着を勧めた

似合わないと思うんだけどな…
少し投げやりな気持ちで着てみる


…あれ?悪くない…かも?

カーテンを開けると聡さんが満足気に微笑んでいた

「よく似合っているわよ、喪果ちゃん」

勧められたのは色鮮やかなターコイズブルーの花柄ワンピース

「この色の服は持ってないし、今まで着たことないです」

「じゃあ、これから着てみればいいんじゃない?」

というやり取りの後、そのワンピースは私のものになった

自分でもものすごく意外なことに
ベビーピンクよりターコイズブルーの方が断然気にいってしまっていた
人生初の買い物にぽーっとしていると

「喪果ちゃん、リップクリームは持ってる?」

その言葉に、毛抜きと一緒に購入したチューブタイプのリップグロスを差し出す
何となく買ったけど気恥ずかしくてとてもつけては来れなかったものだ

次の瞬間…

聡さんの指が私の唇に触れた

そのまま蒸発してしまうんじゃないかと思うくらい熱い
真剣な目が余計に鼓動を早める
どうしよう、どうすればいい?緊張が極限状態に達したその時

「うふふ、とってもかわいいわ~
グロスは指でつけた方がニュアンス出るのよ~」

天真爛漫とも言える聡さんの声が聞こえ
それと同時に身体が動くようになった私は
逃げるようにフィッティングルームに入った

「アタシ、郵便出してくるからお店よろしくね~」

と言う声と扉が閉まる音がしてカーテンをそっと開ける

まだ、耳が熱い




寝れないから妄想するのか、妄想するから寝れないのかわからなくなってきた

782: 彼氏いない歴774年 2011/05/31(火) 01:51:42.17 ID:tSiMu5tb
>>778
長っ

って思ったけど読んでみると短っ!
聡さん素敵だ・・・

783: 彼氏いない歴774年 2011/05/31(火) 03:37:17.09 ID:DGOXla/w
>>778
今回のエピソードもいいわー
文章上手いのでスラスラ読めるのも嬉しい

なんか読んでるうちに聡さんの外見設定が自分好みに変化してしまった
まさに妄想


引用元:人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ10
kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1293743301/