引用元:チラシの裏
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20204/1394146826/
※この記事は当サイトに直接投稿された物です。


212: なーなしさん! 2014/05/06(火) 02:19:32 ID:
ほんと大したことないけど、印象に残ってるんで書く
こないだの雨の日信号待ちをしてたら、大学生くらいの男の子たちの集団(六人くらい)が横にいた

前の四人はそれぞれ傘を差してて、最後尾のふたりが同じ傘に入ってた
片方がチャラ系私服で片方が真面目系スーツ

私服のほうが「院に行ったらさー」みたいなことをデカイ声で話してたので、
ああこいつ大学院に進んで、隣にいるやつは就活してて、それぞれ違う道歩むんやなー青春やなーとか思いながらなんとなく見てた

そしたら気づいたんだけど、そのふたり同じ傘に入ってるのにちょっと距離がある
傘持ってる私服のほうの男はスーツ男を濡らさないようにそっちに傘を傾けてる、でもスーツはスーツで私服男が濡れないようにちょっと遠慮して身を引いてる

とても親しげに話してはいるんだけどお互いを気遣って絶妙な距離を保っててそれぞれ肩が濡れてて、まあ普通っちゃ普通なんだけど、意識してみると心和むというか、
しとしと雨の雰囲気も相俟ってミョーにドラマチックで、ああなんかこういうところから物語が生まれるんかしらと思いました

なんつーか文才のあるかたなら青春短編小説一本書けそうな感じだった…