引用元:あなたの心がなごむとき~もーじょこさん!出張所
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258: なーなしさん! 2014/11/07(金) 03:36:41 ID:
試験の連続で、疲れはてた私と友達。大学の雰囲気も重苦しいから、昼休みにちょっと離れた公園で息抜きする日が続いてた。
公園にはいつも、何組か親子連れが来ていて、お母さんたちはおしゃべりしてて、2歳前後の子供たちは遊んでて、私達はそれを眺めてぼんやりしてた。
その日もいつも通り、子供たちが遊んでるのを眺めてたら、突然私のところに一人の男の子がやってきた。
ああ、やっぱり女子大生がこんなところでうだうだしてるのって変に見えるのかね~と友達と言い合ってたら、その子が突然
「がおーっ!」と言って威嚇してきた!
声もポーズも明らかに怪獣ごっこのそれで、なんだかすごい可愛かった。
可愛いねぇ…とほっこりしてるあいだも、彼はひたすら「がおーっ!がおーっ!」と言っていた。
何故か、これはお返事?をしなければ!と思った私は
「しゃおーっ!取って食うぞ~!」
と威嚇?をお返し。もちろん手振り付き。
男の子は一瞬たじろぐも、再びがおーっ!と言い始めたので、私も調子にのって続けてた。それを見ていた友達も、久し振りに楽しそうな笑顔を見せててちょっと嬉しかった。
怪獣ごっこの途中で彼の母親がやってきて
「すみません!こらっ、お姉さんたちのお勉強邪魔しちゃだめでしょ!」(友達のほうが参考書を開いてた)
と彼を叱っていたんだけど、そんなことないです、むしろ私こそ、なんか大人げないことしててごめんなさい…と謝った。
そうしたら、なんというか、win-winの関係?だということを察してくださったようで、そのあとは微笑ましいものを見る目で見守ってらした。

結局昼休みが終わるギリギリまで公園にいた私達。帰りはちょっと慌ただしかったけど、かわいい坊やに出会えて、すごくほっこりしたよ。