引用元:身近で起きた不思議な出来事を語れ
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1396924406/


170: 名無しさん@おーぷん 2015/03/16(月)11:55:24 ID:???
昔々、小学校の一年生の時の話。
当時住んでた家は古い古い家だけど、
庭には柿やビワや梅など、実のなる木が色々植えてあった。
父が子供の頃から住んでた家で、
私が生まれて直ぐぐらいに祖母が亡くなり、
私が小学校に上がる直前に祖父が亡くなり、
その後は両親と兄ふたりと私の5人で住んでいた。
祖母のことは覚えていないが、祖父は初めての女の子の孫である私を
とても可愛がってくれたのでよく覚えている。
兄といつも一緒に遊んでいたせいか、私はお転婆だった。
その日も2階の窓からビワの木に飛び移り、
甘く熟れたビワを千切っては食べ、種を葉っぱの上に乗せて遊んでいた。
ふと見ると一際でっかいビワの実がなっていて
それを取ろうと枝に跨ってジリジリ移動していき手を伸ばそうとしたら
後頭部の方から「そこはだめだ!」って声が聞こえ
後からシャツの裾を引っ張られた。
え?と思って振り向いたらシャツが枝に引っかかって引っ張られていた。
お気に入りのシャツだったので破れたら大変と思って
大きいビワは諦めて戻ったんだけど、
注意する声が確かに聞こえたのに窓の向こうにも下にも誰もいない。
それにあの声がおじいちゃんの声にそっくりで不思議な気分だった。
それから少し経って、上の兄が帰ってきたので
あそこに大きいのあるんだって教えたら
取ってきてやるって登っていった。
そして私が引き返したところで枝が折れて落ちた。
兄は運動神経抜群だったので擦り傷程度で済んだけど
私だったら大怪我してたと思う。
今でもあれはおじいちゃんが注意してくれたんだと思ってて、
命日の度にお礼のワンカップの差し入れをしている。
(子供の頃はプロ野球チップスとかビックリマンチョコを差し入れてたw)