引用元:一体誰がシャッターを押したのか?
http://mojokosan.doorblog.jp/archives/52039370.html
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2020-6-24-2
15: なーなしさん! 2018年07月09日 09:16 ID:w6Rsl8dY0
心霊物件の話で自分も一つ。

昔住んでたアパートには年が一つ上の女の子と一つ下の男の子の姉弟の幼馴染がいた。その幼馴染とは自分が生まれた時からほぼ一緒で物心つく前からよく遊んでた。ある時ご両親の都合で引っ越しすることになり、自分たちは離れることになった。最後の日は朝からアパートを離れる夕方までずっと3人で遊んで(今思えば自分のために時間を取ってくれたんだと思う)僕らは別れた。また会おうねったら約束しながら。
そして……彼らが引っ越しした翌年、あの阪神淡路大震災が起こった。そう、彼らが引っ越したのは震災のあった兵庫県。うちの家族はそれは心配して、テレビの安否確認の放送を見たり、新聞で情報を得ていたけど、幼馴染一家がどうなったかではわからなかった。それから一月経ったある日、アパートの部屋の天井から物音がした。自分の住んでたアパートは二階建てで古い建物のせいか上からの音がやたら響いていた。ちょうど自分の部屋の真上に幼馴染一家が住んでいたから、その部屋に新しい人が入ってきたんだと思って、祖母に聞くと、誰もあの部屋にはいないと言われた。そんなはずはないと思って、幼馴染の部屋にいったが確かに誰も住んでいなかった。けれど聞こえてくる物音。そして笑い声。それからまた一月ほどすると物音はほとんどしなくなった。今はもうそのアパートは取り壊されてなくなってしまっているけど、あれから20年以上経って思うことはきっと彼らが自分にまた会いに来てくれたんだということ、約束を果たしてくれたんだと今でも思ってる。